9月の韓国旅行は危険って聞いたことありませんか?9月の韓国旅行って本当に危険なのか、台風やチュソクの影響、気候の特徴、安全対策などを含め、9月の韓国旅行の魅力と安全に楽しむための注意点を詳しく紹介します。特に初めての韓国旅行の人に向けて、9月に行きたいおすすめスポットや旅行プランの立て方もピックアップしています。魅力的で安全な9月の韓国旅行をチェックしましょう。
9月の韓国旅行は「危険」?結論から言うと…

台風・チュソク・寒暖差に注意すれば安心
「9月の韓国旅行って危ないの?」と心配される方も多いですが、結論から言うと『注意点を知っていれば安全に楽しめる』時期です。
実際、多くの旅行者が9月に韓国を訪れており、旅行トラブルは限定的であり、他の側面から見ると、おすすめできる渡韓時期ともいえます。
ただし、9月特有の自然・文化的リスクがあるのも事実です。特に以下の3点は事前に知っておくと安心です。
- 台風の発生率がやや高い(特に前半)
- 韓国最大の連休「チュソク(秋夕)」がある
- 朝晩の寒暖差が激しく、服装選びを誤ると体調を崩しやすい
逆にいえば、これらを押さえておけば、気候も穏やかで航空券・ホテルも安くなる「狙い目シーズン」ともいえます。
SNSで広がる「危険」情報の真偽とは?
「韓国旅行 危険」とSNSや掲示板で検索すると、以下のような情報が出てくることがあります。
- 台風で飛行機が飛ばなかった
- チュソクでお店がどこも閉まってた
- 反日デモがあって怖かった
- 明洞でスリに遭った
確かに、過去には台風やチュソクによる一時的な混乱があったこともあります。
しかし、これらは「対策を知らずに行った旅行者の声」がほとんどで、事前情報と準備があれば回避可能なリスクです。
また、治安に関しても、韓国はアジアの中でも比較的安全な国とされています。
もちろん最低限の注意(スリ・夜間の繁華街など)は必要ですが、過度に不安になる必要はありません。
2025年最新の安全状況と外務省の発表

2025年7月現在、日本外務省の「海外安全ホームページ」では韓国に対して特別な危険情報は出ていません(※一般的な注意レベル「レベル1」)。
これは、海外渡航先としては比較的安全な部類に入ることを意味します。
また、韓国政府観光公社や現地報道によると、2025年も9月のイベントや観光は通常通り開催される予定であり、特別な治安悪化情報は出ていません。
ただし、チュソク(2025年は9月5日〜7日予定)前後は交通・宿泊・店舗営業の影響が出やすいため、日程選びと事前の予約が重要です。
【天気・気温】9月の韓国はどんな気候?

ソウル・釜山・済州の気温データ(過去5年比較)
9月の韓国は、本格的な秋の入り口。日本の東京〜名古屋と似た気候で、日中は暖かく過ごしやすく、朝晩はひんやりするのが特徴です。
以下は、韓国主要3都市の9月平均気温(過去5年平均)の目安です。
地域 | 最高気温 | 最低気温 | 特徴 |
---|---|---|---|
ソウル | 25〜28℃ | 16〜20℃ | 日中は夏寄り/朝晩は秋の肌寒さ |
釜山 | 26〜29℃ | 18〜22℃ | 比較的湿度あり/海風が心地よい |
済州島 | 27〜30℃ | 20〜24℃ | 暑さが残る/台風接近率はやや高め |
特に9月前半はまだ夏の名残があり、後半になると一気に涼しくなる傾向があります。日程によって体感気温が変わるので、旅行前の天気予報チェックは必須です。
台風の発生確率と過去の影響

韓国では、9月前半まで台風の接近が起こることがあります。特に済州島や南部(釜山・慶尚南道)は影響を受けやすい地域です。
過去の台風接近例(気象庁データより)
年度 | 台風名 | 韓国への影響 |
---|---|---|
2022年 | 台風11号(ヒンナムノー) | 済州島で大雨・航空便欠航 |
2020年 | 台風10号(ハイシェン) | 釜山で停電/交通混乱 |
2019年 | 台風13号(レンレン) | 主に南部地域で影響あり |
台風シーズンは8月後半〜9月中旬がピーク。
特に9月上旬のフライト利用者は、天候による遅延・欠航に備えて「旅行保険」や「日程の余裕」を持つのがベストです。
朝晩の寒暖差対策は必須!
9月の韓国は、日中は半袖でも快適ですが、朝晩はカーディガンやパーカーが必要なレベルに冷え込みます。
旅行中によくある失敗が、日中の気温だけを見て服装を決めてしまい、夜の冷え込みで体調を崩すこと。
- 基本コーデ:半袖+羽織りもの(長袖シャツ/薄手ジャケット)
- 冷えやすい人はストール・パーカーがあると安心
- スニーカー・長ズボン中心のコーデがおすすめ
また、室内の冷房も強めなことがあるので、軽めの上着は常に持ち歩くのが良いでしょう。
【服装完全ガイド】9月の韓国旅行に最適なコーデと持ち物
男女別おすすめコーディネート
9月の韓国は「日中は夏、朝晩は秋」。そのため、脱ぎ着しやすい服装が鉄則です。
現地のおしゃれにもなじみやすいよう、流行と機能性を意識したコーディネート例を紹介します。
女性向けコーデ(例)

シーン | コーデ例 | ポイント |
---|---|---|
観光・街歩き | 半袖Tシャツ+ワイドパンツ+シャツ羽織 | 暑さと冷えに対応/足元はスニーカー |
カフェ巡り・写真映え | 長袖ブラウス+スカート+薄手カーディガン | 日差し対策も意識/冷房対策に羽織必須 |
夜の屋台・夜景 | ロングワンピ+デニムジャケット | 夜風が冷たいのでジャケットが◎ |
男性向けコーデ(例)

シーン | コーデ例 | ポイント |
---|---|---|
街歩き・観光 | 半袖シャツ+チノパン+薄手パーカー | 暑い昼と寒い夜、両方に対応できる万能型 |
グルメ巡り・夜散歩 | ポロシャツ+デニム+ナイロンジャケット | 防風&防寒で体調管理にも◎ |
済州など南部旅行 | 半袖T+ショートパンツ+長袖シャツ羽織 | 蒸し暑い日が多いため通気性重視でOK |
防寒・防雨グッズリスト
9月は突然の雨や夜の冷え込みに備えると、より快適に旅行を楽しめます。
以下の持ち物リストを参考に、準備を万全にしておきましょう。
必携アイテムチェックリスト
種類 | おすすめアイテム | 理由 |
---|---|---|
羽織りもの | 薄手カーディガン/パーカー/デニムジャケット | 朝晩や冷房対策に必須 |
雨具 | 折りたたみ傘/撥水ジャケット | 台風や急な夕立に対応 |
ストール・マフラー | 薄手のストール(男女兼用) | 首元の防寒+日差し避けにも便利 |
靴 | 歩きやすいスニーカー or 防水靴 | 石畳や急坂が多いエリアに対応 |
日焼け止め・帽子 | UVカット帽/日焼け止め | 晴れの日は紫外線がまだ強め |
現地で買えるおすすめブランド
韓国にはおしゃれで実用的なファッションブランドが豊富。
季節の変わり目は現地の気候に合わせて、現地で買いそろえるもの楽しい!
おすすめ韓国ブランド一覧
ブランド名 | 特徴 | 買える場所 |
---|---|---|
8SECONDS(エイトセカンズ) | 韓国版ユニクロ。ベーシック+流行の両立 | 明洞・弘大・カロスキルなど |
SPAO(スパオ) | 安くて高品質なカジュアル服 | ロッテ百貨店・オンラインもあり |
TOPTEN10 | メンズにも人気。防寒系アイテム豊富 | ソウル・釜山ほか主要都市 |
MUSINSA(ムシンサ) | 韓国のZ世代ブランド。デザイン重視派に◎ | 明洞旗艦店が人気スポット |
ARTBOX/DAISO KOREA | 防寒グッズ・レイングッズなど雑貨系が充実 | 各地に多数店舗あり/お土産にも◎ |


SPAOは個人的にめっちゃ使える!日本のユニクロ的な存在で、アンダーウェアもおすすめ。
韓国旅行の服装については、こちらの記事もチェック!

【注意】9月の韓国はチュソク(秋夕)に要注意!
2025年のチュソク日程と影響
例年、チュソクは9月ですが、2025年のチュソク(秋夕)は 10月5日(日)〜10月7日(火) です。
この期間は韓国の旧暦に基づく最大の連休で、日本のお盆のような存在。多くの人が故郷に帰省するため、国内の交通機関は混雑し、高速道路は大渋滞します。
また、企業や店舗も休業するところが多く、観光にも影響が出る可能性があります。
また、今年は前後の開天節やハングルの日と祝日とも重なり、10月3日(金)から10月9日(木)までの7連休となるため、注意しましょう。
交通・観光施設への影響と対策
チュソク期間中は、鉄道や高速バスの予約が非常に取りづらくなるため、事前予約は必須です。
また、一部の観光地や商業施設、飲食店が休業になることも。
観光プランを立てる際は、公式サイトで開館状況を確認しましょう。地方の伝統市場や村では、チュソク限定イベントが開催されることもあるので、情報をチェックしておくと◎。
チュソク限定イベントの楽しみ方

一方で、この時期ならではの伝統体験も魅力です。
韓服(ハンボク)体験や伝統遊び、特別な市場グルメなど、チュソクにしか味わえないイベントが目白押し。
ソウルの韓国民俗村や宮殿では無料のチュソク体験イベントが開催されることもあるので、混雑を避けながら地域文化を楽しむチャンスです。
【治安】今の韓国は安全?犯罪・トラブル対策まとめ

観光客が注意すべきエリア一覧
韓国は比較的治安の良い国ですが、観光地ではスリや詐欺のリスクがあります。
特に注意すべきエリアは、明洞・弘大・東大門などの人気スポット。また、夜間のカジノ周辺や人通りの少ない裏通りも注意が必要です。
女性一人旅で注意すべきこと
女性の一人旅も増えていますが、夜遅くの一人歩きや、ナンパへの警戒は必要です。
クラブやバーでは、飲み物に注意(目を離さない)し、人気のない道は避けて行動を。ホテルはセキュリティのしっかりしたエリアを選びましょう。
韓国女子一人旅の危険性についてはこちらの記事をチェック!

詐欺・スリ・ぼったくりへの備え
「お土産押し売り」「偽タクシー」「価格表示のない飲食店」には要注意。
基本は価格を確認してから利用する、タクシーは公式アプリで呼ぶ、貴重品は体に密着させて持つなどの対策を。
旅行保険の加入も強く推奨されます。
【おすすめスポット】9月に行くべき韓国の名所・穴場
秋にぴったりの絶景スポット

9月は秋の始まりで、気温も涼しく観光に最適。
南怡島(ナミソム)や北漢山(プッカンサン)など、紅葉には早いものの自然が美しく、登山やピクニックにぴったり。
ソウル市内なら北村韓屋村や漢江沿いの公園もおすすめです。
雨でも楽しめる屋内施設
台風や雨の日でも楽しめるのが、韓国の屋内施設の強み。
COEXモールの水族館・図書館、益善洞のカフェ巡り、韓屋スタイルのチムジルバン(スパ)など、インスタ映えと癒しを両立できるスポットが多数あります。
9月限定イベント・お祭り
この時期は文化・グルメ系のイベントが多く、釜山国際花火祭り(例年9月下旬)やソウル世界花火祭り(9月末〜10月)などが開催されます。
訪問前にイベント日程をチェックし、旅に組み込むのもおすすめです。
【費用&予約】9月は安い?高い?狙い目を教えます
9月の航空券・ホテルの価格傾向
9月は夏休み後で航空券がやや落ち着く時期ですが、チュソクの週は高騰します。
また、連休や週末は価格が上がるため、平日のフライト&宿泊が狙い目。地方都市や郊外の宿は、割安なケースも多いです。
今年も10月前半は航空券が高騰しています。

安く抑える予約タイミングと裏ワザ
航空券は出発の1〜2ヶ月前が底値傾向。
ホテルはキャンセル可能なプランで早めに予約し、チュソク後に再チェックして価格が下がっていれば予約を取り直すのも手です。
eSIMや交通カードは現地購入より、日本で事前購入が割安&安心です。
おすすめのeSIM・Wi-Fi・交通カード
通信はeSIMならairaloやUbigiが人気。
Wi-Fiレンタルなら空港受取が便利で、KT・LG U+系が安定しています。
交通はT-moneyカードが定番で、コンビニや駅で簡単に購入&チャージ可能です。
【便利アプリ&豆知識】初めての韓国旅行でも安心!
韓国旅行に便利なアプリ5選
韓国旅行へ行く前に、下記5つのアプリはインストールしておきましょう。
- NAVER Map
- k.ride
- コネスト地下鉄案内
- Papago
- Catch Table
アプリ名 | 用途・特徴 | 備考 |
---|---|---|
NAVER Map | 韓国で最も使われている地図アプリ。バス・地下鉄・徒歩のナビに対応。 | Google Mapsより正確。日本語対応あり。 |
k.ride | タクシー配車を利用できる交通アプリ。 | 支払いは日本のクレカOK、目的地の日本語検索もOK! |
コネスト地下鉄案内 | 韓国全土の地下鉄路線に対応した日本語案内アプリ。 | 乗換案内がわかりやすい。 |
Papago | 高精度の翻訳アプリ。会話や画像翻訳にも対応。 | 日本語⇔韓国語翻訳に強く、UIもシンプル。 |
Catch Table | レストラン予約や人気店の待ち時間確認ができるグルメアプリ。 | 日本語対応で、視覚的に使いやすい。 |
現地マナー・トイレ事情・チップ文化
韓国ではチップ文化は基本的にありませんが、ホテルで荷物を運んでもらった場合などは1,000ウォン程度渡すのがスマート。
トイレは清潔で、駅、デパート、カフェなどで無料で利用可能です。
ただしトイレットペーパーを流せない場所もあるので注意してください。
韓国のホテルのトイレ事情はこちら。

緊急時の対処法と備えるべきこと
緊急時は112(警察)・119(消防・救急)へ。
外国人専用の観光ヘルプセンター(1330)も24時間対応です。
パスポートのコピー・旅行保険・現地連絡先メモなど、万一に備えた持ち物を準備しておきましょう。
【まとめ】9月の韓国旅行を危険なく楽しむために
9月の韓国旅行は、ポイントを押さえれば安心して楽しめます。台風に備えて雨でも楽しめる屋内スポットを用意し、チュソク中の休業情報は事前にチェックを。朝晩の冷え込み対策に羽織り物も忘れずに。スリや詐欺への注意も必要です。
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