韓国旅行を計画するとき、意外と悩むのが「どこに泊まるか」という問題。ホテル、ホステル、ゲストハウス、レジデンスホテル、モーテル……似ているようでそれぞれ特徴があり、初めての人にはわかりにくいものです。
この記事では、韓国の宿泊施設の種類とそれぞれの違いを徹底的に比較。さらに、旅行スタイル別におすすめの宿泊タイプを紹介します。「安さ重視」「女性の一人旅」「子連れ」など、あなたにぴったりの宿選びの参考にしてください。
韓国で泊まれる宿の種類は?ホテル・ホステル・レジデンスなど5タイプを解説
韓国の宿泊施設は、ざっくり分けると以下の5種類があります。

- ホテル(Hotel)
高級ホテルからビジネスホテルまで幅広く、個室でプライベートが守られるタイプ。観光地や駅チカに多く、英語や日本語対応のスタッフがいることも。

- ホステル(Hostel)
ドミトリー(相部屋)形式が中心で、交流重視のバックパッカーや学生向け。価格は安く、ラウンジやキッチンなど共用スペースが充実しています。

- ゲストハウス(Guesthouse)
個人が運営するアットホームな宿。オーナーとの交流があり、韓国の家庭的な雰囲気を味わえます。料金もリーズナブル。

- レジデンスホテル(Residence Hotel)
キッチンや洗濯機が完備された中〜長期滞在型ホテル。生活感のある滞在が可能で、家族連れやビジネス客に人気。

- モーテル(Motel)
日本でいうラブホテルに近く、簡易で安価。最近は観光客向けに清潔でおしゃれなモーテルも増えています。
ホテル・ホステル・レジデンスの違いを比較|韓国の宿泊施設を一覧でチェック
以下に、宿泊タイプごとの違いを比較表でまとめました。
種類 | 相場(1泊) | 特徴 | 設備 | 向いている人 |
---|---|---|---|---|
ホテル | 8,000〜30,000円 | 観光・ビジネス向け、個室完備 | バス・トイレ付、朝食あり | 快適さ重視、初めての韓国 |
ホステル | 3,000〜15,000円 | ドミトリー中心、交流重視 | 共有シャワー・キッチン | 一人旅、旅慣れた人 |
ゲストハウス | 3,000〜8,000円 | 民泊的、アットホーム | 共同設備多め | 長期滞在者、現地交流したい人 |
レジデンスホテル | 7,000〜15,000円 | キッチン付き、長期向け | 洗濯機・冷蔵庫など完備 | 子連れ・出張・長期旅行 |
モーテル | 5,000〜10,000円 | 簡易宿、当日予約可 | 内装派手、カップル向け | 深夜到着・節約派 |
韓国旅行スタイル別・おすすめ宿泊タイプ
旅行のスタイルや目的によって、最適な宿泊施設は変わります。以下に、タイプ別のおすすめ宿を紹介します。
コスパ重視&現地で交流したいなら、ホステル・ゲストハウスがおすすめ

ホステルやゲストハウスは、一つの部屋を複数人でシェアするドミトリータイプの客室や、共用のキッチン・ダイニングがあります。
サービスは最低限なので、できるだけ価格を抑えたいコスパ重視の人におすすめ。
- 旅行費用を抑えたい人
- 一人旅や短期旅行の人
- 他の旅行者と交流を楽しみたい人
特にソウルの弘大(ホンデ)や釜山の南浦洞エリアには、おしゃれなホステルやSNS映えするゲストハウスが多数。女性専用フロアを備えた施設もあるため安心です。
最近では、ドミトリーではなくシングルルームを備えたホステルが増えてきています。
実際に泊まってよかったホステル:Eight rest Hostel Jong-ro
わたしが実際に宿泊してみて、おすすめできるホステルがこちら。

場所は鍾路5街駅近くで、広蔵市場もすぐ。東大門も徒歩圏内。
新しいホステルなので、清潔感もあります。
なによりスタッフさんがめっちゃ親切!!!!
チェックイン・チェックアウトはセルフで機械でできます。日本語アリ。

共用のキッチンがあって、ラーメン食べ放題もうれしい!
女性の一人旅や初韓国に◎。清潔・快適重視ならホテルを選ぶべし

初めての韓国旅行で何かと不安…って人は、まずは宿泊費はケチらずホテルを選択して。
言葉に不安があるなら、日系のホテルがおすすめ。
東横INNなどチェーン系のビジネスホテルなら、比較的リーズナブルです。
場所はできるだけ駅チカが便利。
24時間フロント対応、カードキー、セキュリティカメラなど安心面でも優れています。
- 初めての韓国旅行
- 女性の一人旅や高齢者
- 移動の多いビジネス利用者
実際に泊まってよかったホテル:相鉄ホテルズ ザ・スプラジールソウル東大門
わたしが実際に宿泊してみて、韓国初心者さんに自信をもっておすすめできるホテルがこちら。

東大門歴史文化公園駅出口から徒歩10歩!という好立地が魅力の4つ星ホテル。
日系なので日本語通じるし、ホスピタリティは日本と同等で安心して泊まれます。
きれいだし、部屋も広めなので、ホテルライフもゆっくり過ごせます。

子連れ旅行や長期滞在には?キッチン付きのレジデンスホテルが便利!

レジデンスホテルは冷蔵庫・電子レンジ・洗濯機完備で、まるで「韓国に住んでいる」ような感覚で過ごせます。
ソウル駅や明洞エリアに多く、観光アクセスも◎。
フロントデスクはあるので、ホテルのような感覚で宿泊できます。
- 赤ちゃんや小さな子ども連れ
- 韓国で1週間以上の滞在を予定している
- 食事や洗濯を自分でしたい人
などにおすすめです。
深夜着や急な宿泊には?韓国のモーテルは安くて意外と使える!

モーテルと聞くとラブホテル?と思われがちですが、韓国のモーテルはビジネス利用も多いんです。
予約なしでチェックインできる施設も多く、寝るだけなら十分という人におすすめ。
明洞・江南エリアでは、観光客向けに改装された清潔なモーテルも増えています。
- 空港到着が夜遅い便
- 終電を逃してしまった
- 急な予定変更で宿を取りたい
という人に向いています。
韓国の宿選びで失敗しないために|女性・初心者向けの注意ポイントも紹介
韓国で宿泊施設を選ぶ際は、以下のポイントに注意しましょう。
- 公式営業許可がある施設か確認する(違法民泊に注意)
- 女性専用フロアやセキュリティの有無(特にホステル・ゲストハウス)
- Googleマップ・NAVERマップでの口コミや評価を見る
- 場所のアクセス性(空港リムジンバス、地下鉄)
- チェックイン時間・深夜対応の有無
特に女性一人旅の場合、スタッフ常駐・カードキー完備・監視カメラ付きの施設が安心です。
韓国でホテルとホステルの違いについてよくある質問(FAQ)
最後に、韓国のホテルとホステルの違いについて、よくある質問をまとめました。
- 韓国のホテルとホステルの明確な違いは?
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韓国ではホテルとホステルとでは、法的なルールに違いがあります。ホテルは個室でなければならないのに対し、ホステルはドミトリーなどの非個室であっても良いとされています。
また、ホテルはフロントが必須ですが、ホステルの場合はフロントまたは管理者が常駐する形態が求められます。
- 韓国のドミトリーとはなんですか?
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日本や欧米と同様に、複数の宿泊客が同じ部屋に泊まる相部屋形式の宿泊形態を指します。
英語の “dormitory” の音写で、主にゲストハウスやホステルで提供される安価な宿泊オプションです。
ベッドごとにカーテン・ライト・コンセント付きが一般的ですが、トイレ・シャワーは共用が多いです。
セキュリティ ロッカーは完備されていて、部屋は男女別が多いものの男女混合もあります。
- 韓国でホステルに宿泊するとき、気を付けることは?
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価格は安い一方、設備やルールが異なるため、事前の情報収集が快適な滞在につながります。
ドミトリー利用時は男女別か混合か、カーテンやロッカーの有無も要チェック。共有シャワーやトイレの清潔さ、騒音への対策も必要です。
無人チェックインや英語対応の可否、タオル・アメニティの有無も事前に確認し、自衛できる準備をしておくと安心です。
- 韓国語ができなくてもホステルに泊まれる?
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はい、問題ありません。ホステルに宿泊する多くは外国人であり、スタッフは外国人観光客に慣れています。
簡単な英語はできたほうが良いかもしれませんが、翻訳アプリがあれば問題ありません。
- モーテルにひとりで宿泊できる?
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できます。日本人はモーテルをラブホテルととらえる人が多いですが、韓国ではモーテルを出張でビジネス利用する人が多いです。
宿泊費を抑えたいなら、選択肢としても良いでしょう。
韓国旅行でどこに泊まる?ホテル選びは「目的×予算」で決めよう
韓国旅行の宿選びでは、「旅行の目的」と「自分に合った過ごし方」を基準に考えることが大切です。安さ重視ならホステル、快適さを求めるならホテル、長期滞在ならレジデンス。迷ったら、エリアや口コミ評価で比較してみましょう。
目的に合った宿を選ぶことで、旅全体の満足度が大きく変わります。ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりの宿泊先を見つけてください。
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